霧桜

アクセスいただきましてありがとうございます。関連する約款や内部規程などを参照し、発売に問題がないことを確認した上で投稿しておりますが、記事と同じ乗車券類などを購入される際は御自身で関連する規則を今一度ご確認ください。当ブログを参考したことによる一切の責任を負いかねますのでご了承ください。以上を踏まえた上でご覧いただければ幸いです。

マリン・パノラマ号の廃止(その1)

快速マリンライナーの先頭(後尾)、グリーン車指定席のパノラマ席は、マルスシステム上では現在「マリン・パノラマ××号」というマリンライナーとは別列車の扱いになっています。しかしながら、始発駅基準8月1日よりマリン・パノラマ号がマリンライナーに統合されるとの情報を得たので実際に発券してきました。マルスシステム上での扱いが変更になるのみで、実際に列車になんら変更はありません。

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前面展望で瀬戸大橋を望む

マルス端末
マリン・パノラマ43号、49号の普通列車用グリーン券です。前者は日本語、後者は英語表記となっています。

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グリーン券を発券する際には、マリンライナー49号を選択してもパノラマ席は発券できず、マリン・パノラマ49号を選択する必要があります。遠方の出札係員の方だと混乱を招いてしまうかもしれません。
英語表記だと、MARINE-PANORAMA 49となります。英語表記のマルス券を出すには、係員操作型の端末で付帯項目→英語表記を選択するか顧客操作型の端末で日本語以外(英語に限らず、中国語などで操作しても英語で発券される)で操作する必要があります。日本語だと中点が入りますが、英語だとハイフンになるようです。

通常の2階席のグリーン券はこのようになります。

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高松駅MV31



この「マリンライナー何号」という表記は8月1日以降も変わらず印字されます。

・S-POS端末(中継機能)
JR四国のS-POS端末では、島内または島内に直通する一部を除いた列車の指定券や東海道・山陽新幹線の指定券の発券が可能です。なお、端末から直接指定席を押さえることはできないため、近隣のマルス設置駅に電話をして座席の確保をしたものを端末へ手入力するという形です。必ずしも最寄りのマルス設置駅に電話をかけるとは限らず、離れた駅や販売センターに電話をすることもあるようです。

マリン・パノラマ5号の普通列車用グリーン券です。

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端岡駅001



POS端末でも、マリン・パノラマ号に対応しています。なお、B-POSのように英語表記をする機能はありません。

前述の通り、S-POS端末の中継機能はマルス設置駅から電話で得た列車名、席番、C符号などの情報を手入力、いわば発券するまでの方法は料金専用補充券の場合とあまり変わりありません。そのため、端末にて入力する際にマリン・パノラマ号ではなく誤ってマリンライナー号を選択してしまうという可能性も考えられます。誤ったからと言って使用するときに困ることはないので、はっきり言ってどちらでもいいんですが…笑

統合されることの問題点、課題
統合されると、「2階席を抑えたつもりなのに、いざ乗車してみるとパノラマ席だった」「グループで向かいあわせになるよう予約したのに、パノラマ席と2階席に分かれてしまっていた」といったトラブルが考えられますが、一応それに対する対策は取ってあるようです。

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MV-50


みどりの券売機では、このように「※1:他の座席とフロアが異なります」と大きく注意がなされます。しかしながら、e5489のネット予約ではなんの注釈もなく決済画面まで進めてしまいました。まだ試験的段階なのでしょうか、改善の余地はありそうですね。