【鉄社復学割】BRT連絡 120mm券 ほか
先日使用した120mm乗車券と、同時に使用した料金券をご覧に入れようと思います。
※旅行記はこちらへ→(後日公開予定)
120mm乗車券
(讃) 高松→BRT奇跡の一本松 の往復乗車券(復学割)です。JR線と(マルス端末上では会社線扱いの)BRT線双方が割引されているため[鉄社復学割]の印章が印字されます。
磁気符号は次の通りです。
1,宇多津+茶屋町 [総称駅]
2,岡山
3,神戸
4,東京
5,市川塩浜
6,西船橋
7,錦糸町
8,秋葉原
9,小牛田
10,前谷地
11,柳津
なお、この乗車券は「当日、自駅発の美学」に基づいています。
料金券
新幹線で新大阪まで移動し途中下車、その後三ノ宮からサンライズに乗車したため、三ノ宮から新大阪まで別途乗車券を買い足しています。
サンライズの発車は5月3日ですが、5月2日当日限り有効の乗車券でも問題ありません。
続いて、上野→仙台の新幹線特急券(席無)と指ノミ券です。
さすがGW後半初日、下りはやまびこの一部区間にだけ空席がある状態でしたので、席を移動しながら利用しました。大宮から宇都宮は満席のため指ノミ券はありません。
こちらは仙台から上野の新幹線特急券と、東京から琴平の特急券・B寝台券です。
サンライズは1階席しか予約できませんでしたが、直前になって2階席に空きが出たため、座席位置の変更だけしていただきました。(なので厳密には乗変ではないのですが…結果として支障が出なかったのでOKです)
※サンライズは高松で降車
最後に、松山町駅で発売していただいた首都圏のBグリーン券です。
その他
東京で使用したその他の乗車券類です。
品川まで使用済の120mm券と、東京から180円区間ゆきの乗車券を併用してサンライズに乗車しました。
乗車券類の紹介は以上です。最後までご覧いただきありがとうござ来ました。
日本一営業日が短いJR駅「津島ノ宮」
概要
通年営業はせず,駅付近の施設や催事などに合わせて営業される「臨時駅」。よく知られているものとして,ガーラ湯沢駅,鹿島サッカースタジアム駅などがありますが,その中でも一際営業日数が最も短いことで異彩を放つ「津島ノ宮」駅があります。
この津島ノ宮駅は,駅近くにある津嶋神社の夏季例大祭に合わせ,毎年8月4日,8月5日の2日間のみ営業しています。
予讃線の海岸寺・詫間間に位置し,営業キロは高松起点39.5kmです。たった2日間のみの営業であるため,時刻表では月刊の8月号,季刊の夏号にしか掲載されず,まさに幻の存在といった感じがします。
決まって毎年2日間営業してきた津島ノ宮駅ですが,一昨年と昨年は新型コロナウイルスの影響により夏季例大祭が中止され,駅の開設もありませんでした。したがって,今年は3年ぶりの営業ということなので訪問してきました。
津島ノ宮駅・津嶋神社
下りのサンポートで到着。ホームがカーブの外側にあり,段差のきつさゆえ子どもは社員の方に支えられながら乗降しているようでした。
見ての通り,駅舎は趣のある佇まいをした出改札の建物とテントの簡素な造りです。
8月4日と8月5日の2日間だけこの「つしま橋」に板が敷かれ,津嶋神社の本殿がある対岸の「津島」に渡ることができます。こどもの守り神として信仰を集めているそうで,親子連れの姿が目立ちました。
時間の都合上津島に渡ることは叶いませんでしたので,画像右側,本土の遥拝殿を参拝してきました。
境内には多くの夜店が立ち並び,8月4日夜には花火大会の開催もあります。
ここで一つ豆知識ですが,駅名は「津島ノ宮」,神社は「津嶋神社」と,シマの漢字が異なっています。これは,昭和27年に「津島神社」から「津嶋神社」へ改められたものの,駅名は大正4年の駅開業(当時は仮乗降場)以来改められていないことによります。
乗車券類
津島ノ宮駅
出札窓口は車内補充券発行機を用いての運用(画像左),改札窓口はござを屋根代わりにして涼しげな風貌をしています(画像右)。
「(臨)津島ノ宮」と表記されていますが,これは車内補充券特有の表記です。
2019年10月の消費増税後初の開設であるため真新しい運賃表。
故障や電池切れなのか,はたまたまた別の要因なのか,一時的に車発機が使用できない事態が発生し,乗車駅証明書を発行していました。車掌は無人駅での精算に追われ,ただでさえ遅れ気味の予讃線の遅延が増大しましたが,イベントにアクシデントはつきものです。
海岸寺駅
通常,海岸寺駅に隣接する多度津駅,詫間駅までの運賃は210円ですので170円区間の口座は非活性ですが,津島ノ宮駅までは170円ですので特別に口座が設けられます。
前回の営業時は増税前の160円でしたし,JR四国は来年運賃の改訂を控えていますので,170円区間ゆきは今年しか買えない乗車券なのかもしれません。
マルス端末券
MV端末では発売できず,アシストMVを利用するか,みどりの窓口に出向くことになります。えきねっと ,e5489は対応していますので,それらを利用すればMV端末でも発売できます。
POS端末券
左から,JR四国のPOS端末,B-POS端末券(※)です。JR四国のPOS端末の場合,画面には「(臨)津島ノ宮」と表示されますが券面には現れません。
※特急券を同時購入しています。
補充券
4138Mの車内で発行された車内補充券です。通常この列車はワンマンですが,臨時に車掌が乗務していました。
近永駅発行の,補充片道乗車券(画像左)と出札補充券(画像右)です。
前述の通り,POS端末の画面には「(臨)津島ノ宮」と表示されるため,本例はその通り転記されています。「(臨)」を省いて「津島ノ宮」と記入する例もあるようで,担当者によってまちまちなようです。
最後に
原稿用紙4枚分になってしまいましたが,ここまでお付き合いくださりありがとうございます。次回の開設は2023年の8月4日ですが,昨今の社会情勢の変化は凄まじく,来年開設されるのかも若干怪しいところではありますがくれぐれもご自愛いただきたいと思います。
最後におまけです。それでは。
【0泊2日】弾丸旅行記 高松⇔東京【マイリピート】
ムーンライトながらなき今,安価かつ夜間に東海道を移動する術はなく,かといって昼行列車を使うと「旅行」ではなくもはや「修行」と言わざるを得ない旅程に…
4時半に出発して東京に着くのが18時過ぎ,とても常人とは思えない旅程が組み上げられてしまった…
ああ,新幹線やサンライズの乗車券と特急券が降って来れば良いのに…なんて思っても限界金欠高校生にそんなお金はありませんorz
そこでふと頭に浮かんだのは飛行機と夜行バスの存在ですが,せっかくなら宿泊代をケチろう節約しようと思い夜行バスを選択しました。
一概に夜行バスと言っても,WILLER EXPRESSのように移動さえできれば良い層をターゲットにした安価なものから,ドリームスリーパーのように下手すれば新幹線より高くつくものもあります。
調べに調べたところ,最も快適かつ安価な移動手段は…
海部観光の「マイリピート」という結論に至りました。なかなか良さげなバスでしょ?
というわけで,今回はマイリピートを中心に東京旅行の様子をご覧に入れたいと思います。
目次
極限まで安く予約しよう 〜とくしまプレミアム交通券〜
マイリピートは徳島県阿南から淡路島を経由して,バスタ新宿,東京駅まで運行しています。それでいて運賃は,多少変動はありますが早得で8000円弱です。
安い。安いんですが…
金欠高校生(バイト禁止)にそんなお金は湧いてきません。普通に予約しているようではまだまだ限界旅行初心者です。
しかし,ある秘策がありました。それは…
とくしまプレミアム交通券です。(クリックすると公式ページに飛びます)
一体なんなのか簡潔に説明しますと,徳島県内の交通事業者で使える交通券を額面の半額で購入できるという優れものなのです。※現在は購入できません
こういうこともあろうと,私は事前にたくさん買い込んでいたのでした(有能すぎる)。
過去の自分が有能すぎて抱きしめてやりたくなりました(?)
しかし,そこには思わぬ障壁が…
家に帰るまでが遠足というように,予約からが旅行のはじまりです。
さっそく予約しようとしたのですが,「とくしまプレミアム交通券で支払う場合は海部観光の窓口に出向く必要がある」ということが判明してしまいました。
コンビニやカード払いならその必要はないみたいなのですがね…安いには安いなりの代償があります。
ぶつぶつ文句を垂れても仕方ありませんので,電話で座席を確保した後徳島の営業所に出向くことにしました。
それはつまり,「旅行のための旅行」の発生を意味します。お金かけて徳島まで行ってたらプレミアム交通券使う意味ないよね
どこかから本末転倒というワードが聞こえた気がしますが,ここは耳を塞ぎましょう。
東京旅行のための徳島旅行
バスの運賃を支払うために,徳島駅にやってきました。(後日撮影)
バスの乗車券です。
こんなの↓を想像していましたが,ただのA4用紙で少しばかり落胆してしまいました。バスの乗車券に立派な地紋を期待する方が悪いです笑
バスの乗車券の他に,徳島までJRのきっぷも徳島駅で購入しておきました。
JRのきっぷもとくしまプレミアム交通券で購入可能です。こちらはなんと0.5割引になります!(安いのか?)
ついでに当日の徳島駅からバスのりばまでのルートや,待合室の確認も済ませました。
東京旅行ー往路(うずしお,マイリピート)
お待たせしました,ようやく本編です!少し冗長になってしまい反省しています笑
うずしお
端岡駅→高松駅→徳島駅→バスタ新宿 という行程で旅行します。
端岡から徳島がJR,その後がマイリピートです。
10年以上ほぼ毎日利用していますが,旅行前の高揚感があると何か特別な存在に感じるものです。
19時50分,高松駅着。ここからは特急列車で徳島まで1時間ちょっとです。
21時16分,徳島駅着。ここから歩いて10分かからない場所にバスの待合室があります。
マイリピート
下見済みなので迷わず到着しました。待合室兼営業所の「バスオアシス」です。
この「バスオアシス」,ただの待合室ではありません。というのも…
シャワールーム(無料)付きです。サンライズのようにシャワーカード争奪戦に参加することもありません。
営業所のお姉さまから,シャンプーとタオルがないと情報をいただいておりましたので持参したのですが,リンスインシャンプーがありました。
タオルは持参必須です!
立派な洗面台もありました。
なんとも待遇が良すぎる待合室ですが,これだけではありません。
1階には券売機や椅子があるだけですが,2階に上がると…
マッサージチェアーやソファーが並びます。
1階は人で溢れているのですが,2階は誰一人としていませんでした。まさに穴場です。
そんなこんなで時間を潰していると21時50分,定刻でバスがやってきました。
ここには珍しくバスの転車台があり,乗ったまま180度回転するのを体感できます。
乗車時に乗車券の提示は特に求められず,名前を告げるだけで良いようでした。
さっそく乗り込むと…
まず,靴を脱ぐように案内され靴を入れる袋を渡されます。そうです。このバス,土足禁止なのです!
座席は独立した3列シートで,さらにリクライニングを倒しても後ろに迷惑がかからない構造。
さらにはWi-Fi,コンセント完備です。Wi-Fiは速度が遅くて使いませんでした…
座席にはスリッパ,アイマスク,除菌シート,ブランケットがありました。
予約時に席の指定はありませんでしたが,運よく運転席後ろの席に割り当てられ,少しばかりの間前面展望を楽しむことができました。少しするとカーテンが閉められますが笑
この場バスの最も着目すべき点はトイレで,とても車内とは思えない設備です。なんとも,海部観光はトイレに力を注いでいるそう。
広い。本当に広い。そして綺麗。
電車やバスのトイレの,小汚いイメージを払拭してくれました。
トイレは広いのですが座席が大きい分通路がとても狭くて,しかも揺れますのでトイレに行き着くには少し苦労しました。
休憩は滋賀県の甲南PA(1時前),静岡県の足柄SA(4時半前)の2回あります。
遠足の前日は眠れないタイプなので,なかなか眠りにつけず滋賀県のあたりで眠りにつきました。
5時45分,定刻より少し早くバスタ新宿に到着しました。東京駅まで乗り通したかったのですが,少しでも東京の滞在時間を長くするため新宿で降りることにしました。
一晩過ごした感想としては,とても快適でした。
あえて難点を上げるとすれば,Wi-Fiの速度がイマイチだったことでしょうか…
この数十分後にマイフローラというワンランク上のバスがあるので,そちらを検討してみてもいいと思います。(そちらは2列シートだそうです!)
東京観光
23区内を観光するなら都区内パス一択で,23区内のJRが乗り放題になります。
東京でしたことといえば,大崎できっぷを買ったり,調布で鋏こんを集めたり…
いまいち旅行っぽいことはしていません。
調布へ行く際,新宿で何気なく撮った一枚ですが,準特急なき今貴重な写真になってしまいましたね。
秋葉原駅ラッチ内のミルクスタンド。酷暑の中ではオアシスです。
この旅行,ほとんど駅の改札から出ていません。出たのは御茶ノ水のスタバに行ったときくらいです笑
「そうか,自分は今東京にいるんだ…」
スカイツリーを見てハッと思い出すのでした。なんのために東京来たんだろうね(?)
PCR検査
新宿駅,東京駅で無料のPCR検査をしていると耳にし,東京駅に駆けつけました。
翌日には結果がメールで届きました。結果は無事陰性。ひとまず東京にコロナを持ち込んではいないとわかりましたが,それも束の間の安心です。
東京旅行ー復路(Jetstar)
復路も夜行バスで帰っても良いのですが,さすがに体が堪えるので成田からLCCを利用することにしました。実は,これが人生初飛行機です。
寄り道
その前に,折角千葉に行くので少し寄り道しました。成田線下総松崎駅です。
東京から一本で行けるとは思えないほど,のどかで静かな駅でした。
人生初飛行機
本題に戻りますが,Jetstarが出発する成田空港第3ターミナルは,空港第2ビル駅が最寄りで,そこからは無料のバスか徒歩で移動することになります。
成田空港駅に行かないように注意が必要です。
プロレスのリングっぽい(?)ホーム柵がありました。これを目にするだけで西日本に帰ってきた気分がします。
初めての飛行機ということで,2時間も前に到着してしまいました。早めにチェックインすると…
なんだこれは。
どうやらすごい席を引いてしまったようです。空の上で万一何かあれば手伝わなければならないみたいですね。明らかに初めて飛行機乗る奴に割り当ててはいけないことはわかります。
発券してみると,最前列でした。座席の指定をしていないと,チェックイン順に前から割り当てているのでしょうか…
なんせ2時間も前ですからね。
この最前列の非常口座席,一番早く降機できるので,予約時に指定すると1000円ほどプラスで必要になります。私はこれを運で引き当ててしまったわけです。
なんてついているんだ。そんなことを思いながら搭乗口に向かいます。
デカい。
飛行機という乗り物をこんなに間近で見るのは初めてです。
こんなものが上空10kmを飛行するなんて到底理解できません。よくこんなものを発明しようと思いましたね(小並)
心の中でライト兄弟に感謝の意を表しながら機内に入ります。
最前列窓側というベスポジを確保した私に敵はありません。足元も広々としていて,高松まで1時間強の快適なフライトが保証されています。
緊急の事態に備え,カードの内容を頭に叩き込みます。幸いにも役に立つことはありませんでした。
18時30分ころ,人生で初めて鳥の如く空へ飛び立ちました。生まれてから死ぬまで人間を支配する,自然力の中で最も情け容赦のない重力に打ち勝つ瞬間です。もう大地に束縛されることはありません。
「ああ,これが昼夜の境界か。これが鳥の景色なのか。」なんて壮大なことを考えながら,今回の旅に思いを馳せます。
大きなトラブルなくよかったです。
総費用
限界金欠高校生の旅行ということでマイリピート,Jetstarを紹介しましたが,みなさん気になるのはやはり費用だと思います。
今回の旅行に要した費用をまとめてみました。
約13,000円です。
思ったより高くついてしまいましたが,なんとか青春18きっぷ1冊分くらいの金額には落とし込めました。
Jetstar,都心から成田空港と,高松空港から高松市街地までが意外と高くついてしまうのです…場合によっては羽田からFSCを利用することも視野に入れる必要がありそうですね。
最後に
6時前に新宿着,18時過ぎに成田発というなんとも忙しない旅程で,都心の滞在時間は10時間もありませんでしたが,非常に濃い旅になりました。
どう節約するか考えることもまた旅の一興なのではないでしょうか。この記事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!それでは。
駅長推薦 あじな散歩道 高松商店街-新うどん県泊まってかがわ割
JR四国には、往復JRと食事がセットになった「駅長推薦 あじな散歩道」という特別企画乗車券があります。今回は、その中でも高松商店街の食事券がセットになったものを利用しました。
今回私が利用したのは、エリア1(高松・坂出間各駅)発のものです。驚くべきことに、特急列車に乗車できるようでした。それに加えて、
高松商店街の1,000円分の食事券が3枚付いてきます。
特急列車が利用できますので、マリンライナーに乗ると損した気がしてなりません。というわけで、わざわざ先行するマリンを見送って…
後続のいしづちで高松に向かいます。
最初に向かったのは、片原町駅すぐの欽山製麺所です。食事券におつりは出ませんので、できる限り1,000円に近づけて注文しました(圧倒的貧乏並感)
願わくはうどん屋にハシゴしたかったのですが、私の胃袋が限界を迎えたようなので
こちらのうどん 川福本店でお土産を2,000円分ほど購入して帰宅しました。
料金の内訳です。
旅行代金が4,020円で、そこから新うどん県泊まってかがわ割の2,010円を控除した、2,010円が支払額です。
さらに、1,000円分のクーポンが2枚付いてくるので実質10円で利用することができました。
新うどん県泊まってかがわ割の概要↓
Go To Travelキャンペーン 企画割引乗車券 (企)571
概要
JR四国と土佐くろしお鉄道では、Go To トラベル事業利用時に配布される紙クーポンを利用して、4割引された乗車券類を購入することができます。
主な条件は次のとおりです。
- 会計時、一枚でも地域共通クーポン券を利用すれば発売可能
- 無割引の運賃・料金を0.6倍し、1円単位は切り捨てた額で発売
- 乗継割引など、他の割引と重複して割り引くことはできない(旅客営業規則第76条)
- 乗車券類の発駅・着駅・経路・発売駅のすべての県が、地域共通クーポン券の利用エリアに含まれる必要がある
- 乗車券類の通用開始日が、地域共通クーポン券の有効期間に含まれる必要がある
- 旅客都合による払戻不可
マルス端末に割引コード571を入力することで発売が可能です。券面には、
「乗車変更の取扱いには制限があります」
「払戻しできません(地域クーポン取扱)」
「払戻し不可(地域クーポン取扱)」
などと表示されます。加えて、判子を押す場合もあるようです。
乗車券
条件さえ満たせば、往復乗車券や連続乗車券も発売可能です。
11月12日のみ有効のクーポンで購入した、端岡→端岡と端岡→高松の連続乗車券です。通用開始日が地域共通クーポン券の有効期間に含まれれば良いので、このように乗車券の通用日数を伸ばせばクーポンの有効期間でなくても利用することができます。
また、初乗りである170円区間を小児で購入すると、40円の乗車券になります。これは、おそらくJR四国内最安値の乗車券類だと思います。
料金券
1枚目が川之江→多度津の割引された自由席特急券、2枚目が多度津→阿波池田の無割引の自由席特急券です。割引された方には「自由席車にお乗りください」とあるのに対し、無割引の方には「自由席車にお乗りください。」と記載があります。句点の有無の違いですが、句点をつけるほうが好ましいです。(旅客営業取扱基準規程第235条第9号のタ)※
自由席特急券はもちろんのこと、指定席特急券やグリーン券までも割引の対象となります。サンライズ瀬戸号の寝台設備を利用する場合が、唯一割引対象外です。
これらには、払戻ができないという表示がありません。どうやら料金券に運賃加算したり、任意乗継の画面から2個列車の特急料金を通算したりするとその表示が消えることがあるようです。しかし、払戻ができないということに変わりはありません。謎の多いフォーマットです。
JR他社や京浜急行電鉄などでは、特別企画乗車券やフリーきっぷをクーポンで購入可能にするということをしていますが、JR四国は任意の乗車券類を割り引くという打って変わった商品を出してきました。任意の区間で購入できるのが大変魅力的に感じます。
※厳密には、2枚とも特定特急券ではなく自由席特急券なので「自由席車にお乗りください。」といった表示は不要です。JRの中の人が自由席特急券と特定特急券を混同しているのだと思います。
[祝]伏石駅開業
2020年11月28日(土)、ことでん琴平線三条・太田間に新たな駅が開業しました。駅番号はK04Aで、相対式ホーム2面2線の有人駅です。
ことでんの有人駅は軒並み途中下車指定駅(※1)のイメージですが、伏石駅は途中下車指定駅ではありません。最近開業した綾川駅なんかも、需要は大いにあると思いますが途中下車指定駅ではないので、新たに設定する気はないのでしょう。昔からある制度を仕方なく続けている、と言った感じだと思います。
車内乗車券
開業に伴い、地図式の車内乗車券に変化が出ています。
左が開業前、右が開業後です。三条と太田の間に伏石が追加されていますが、それ以外の変更点は特に見当たりません。
この車内乗車券ですが、車内のみならず駅においても購入することができます。
この4枚は、どれも区間変更をして入手しました。栗林公園駅では、途中下車した際に区間変更をしました。
旅客営業規則集に掲載の、車内乗車券の様式にも変化があります。
出札設備
IruCa取扱い窓口、IruCa定期券取扱い窓口、券売機があります。
ことでんの殆どの窓口には、灰色の旅客営業規則集が備え付けられています。無人駅にさえ備え付けられている場合があり、これが契約のあるべき姿であると感じました。
エドモンソン券と普通乗車券購入証明書です。券売機では領収書を発行することができなかったので、すぐ隣の有人窓口で発行をお願いしたところこのようなものが出てきました。(※2)
駅舎
一階には、冬でもぬくぬくの待合室があります。空調完備です。(1枚目)
高松自動車道の下を横切る形でホームが設置されています。
定期券の取扱い
日割計算で払戻後、新規に購入といった形を取るようです。
※1 旅客営業規則第72条で定められた駅でのみ、途中下車が可能です。
※2 エド券と証明書の内容が異なりますが、これとは別のエド券の領収書の発行を請求したためです。伏石→360円区間のものも購入しました。
旅客営業規則
(途中下車)
第72条 旅客は、旅行開始後、その所持する乗車券によって、その券面に表示された発着区間内の着駅以外の当社が定めた次の各駅に限り、下車して出場した後、再び列車に乗車し旅行することができる。
ただし、次の各号に定められた駅では途中下車はできない。(1)旅客運賃が同額のため2駅以上を共通の着駅とした乗車券については、最終着駅以外の駅
(2)当社が運送の条件として特に途中下車駅を指定した場合はその指定した以外の駅
(乗車変更の種類及び変更回数)
第97条 旅客が、その所持する乗車券類に表示された運送条件と異なる条件の乗車を必要とする場合に当社が取扱う変更(この変更を「乗車変更」という。)の種類は、次のとおりとする。(1)区間変更
(2)列車変更
2 前項の乗車変更は、1回に限るものとする。
琴平線 | 片原町、瓦町、栗林公園、三条、太田、仏生山、 |
---|---|
一宮、岡本、滝宮、岡田 | |
長尾線 | 花園、木太東口、高田、平木、学園通り |
志度線 | 今橋、潟元、琴電屋島、八栗、大町 |